製菓用チョコと市販の板チョコを代用する場合の違いは?

クーベルチュールチョコレートて製菓用チョコレートの事ですよね。市販の板チョコを代用してもいいのかな?

決定的な違いを説明しますね。
原材料の表記を見れば一目瞭然なんですね。
製菓用チョコレート
名称:チョコレート カカオマス 砂糖 カカオバター 乳化剤(レシチン) 香料
市販の板チョコ(一般的なもの)
名称:チョコレート 砂糖 カカオマス 植物油脂 全粉乳 ココアバター 乳化剤(レシチン) 香料
※原材料表記はJAS法に基づき、使用原材料を全て重量順に表示するようになっています。
総カカオ分35%以上、ココアバター18%以上、固形カカオ分17%以上
ショ糖以外の糖類は使用不可で、使用する量が全重量の55%以下であること
代用油脂の使用不可
乳化剤のレシチン(添加量は0.5%以下であること)、香料のバニラを除いた添加物は認められないと言ったものです。
クーベルチュールチョコレートはカカオバターが31%以上など更に厳しい国際規格があり、クリアした物がクーベルチュールと表記できるのですが、
日本の国内に置いては、若干緩くなっていて代用油脂が5%未満であればクーベルチュールの表記が出来るようです。
詳細はこちらの記事をお読みください。↓↓

製菓用チョコレートと市販のチョコレートの違いは、カカオ分・糖分・添加物です。
チョコレートの風味の決め手はカカオマスとカカオバターのカカオ分です。
市販のチョコは、そのまま食べる事が前提で作られていますが、製菓用チョコは加工することが前提になっています。
確かに、ほとんどのレシピで製菓用チョコを市販の板チョコなどで代用は出来ますが、風味の差は歴然です。
お菓子作りにはやはり、製菓用チョコレートをおすすめしたいですね。
製菓用チョコレートを市販のチョコレートで代用す時の注意点!
製菓用チョコレートと比べると市販の板チョコはカカオ分が少なく、糖分が多いです。
お菓子によっては、お子様向けの物であればレシピの通りでも問題ありませんが、大人向けであれば砂糖の量を調整すると良いかもしれません。
生チョコを作る場合は、固まらないと言った事もあるようです。
チョコレートと生クリームの比率は2:1ですが、生クリームは植物性を避け、乳脂肪が40%以上の純生クリームを使用しましょう。
また、チョコレートを溶かして型に入れ固める場合やチョコ掛けする場合にはテンパリングが必要になります。
製菓用チョコと比べ温度を上げ過ぎないように注意しましょう。
市販のチョコの場合、溶かしたチョコレートの温度が45℃を超えないようにしましょう。ミルク系なら40℃を超えないように!
※レンジで溶かす方法もありますが、おすすめしません。チョコレートを高温で溶解するとザラツキが出ます。
カカオバターが多い分伸びが良くサラサラで薄くコーティング出来ます。作業性が全然違います。
※チョコバナナやドーナツなどにコーティングする場合、テンパリングチョコは向きません。この場合は、洋生チョコを使います。
洋生チョコ(準チョコレート)はテンパリングは必要ありません。

製菓用チョコレートは100均でも販売されている!
100均(ダイソー)でも製菓材料コーナーがあり、クーベルチュールチョコも販売されています。
100均のチョコってちょっと不安と思いきや、市販の板チョコを使うならこちらをおすすめしますね。
お値段も40gで100円(税別)で、市販の板チョコと変わらないですよね。
種類も沢山あるので、用途に合わせて選んでみてください。
ただ、40g100円 一見安く見えますが、¥2500/kgの商品です。
チョコレートは日持ちしますので、作る量や頻度によっては
ネット購入の方がコスパ的に良い場合があります。
製菓用チョコレート人気商品!
製菓用チョコレートランキング 1位の商品です。
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